Billboard Hot Trending Songs
*Twitterの使い方に関する注意事項は「▶コチラ」から
*TwitterによるBillboard JAPAN Hot100 チャート応援方法は「▶コチラ」から
前提として集計方法は公表されていない。過去のツイート数や、
Webサービスからのテキストデータ抽出方法・分析などの
技術的な観点から情報を収集・考察しまとめています。
あくまで仮説の域を出ない情報です。
また、Billboardには2014年にTwitterデータをもとにした
「Billboard Twitter Real Time Chart」がありました。(▶コチラ)
技術的な可否などはこのチャートルールも参考にしています。
※記録を兼ねているので、長文です。
1.Hot Trending Songs Chartとは
米ビルボードの“Hot Trending Songs”では、2021年10月25日に新設されたニュー・リリース、アワード・ショー、フェスティバルのハイライト、音楽懐古などの話題等、世界中の「人々が話題にしている楽曲チャート」です。
「ウィークリー」と「リアルタイム(過去24H=Last 24Hと過去7日間=Last7days)」
チャートがあります。(公式解説:英語▶コチラ、日本語▶コチラ)
2.集計期間と公表日
●ウィークリーチャート(▶コチラ)
集計期間:毎週金曜0:00~翌木曜日23:59(米国時間)
→日本時間:毎週金曜日14:00~翌金曜13:59
(3月2週目~11月1週目のサマータイムは13:00~12:59)
公表:締め切り翌週の火曜日(米国時間)
→火曜3:00AM速報、火曜夕方~水曜日夜に公式webサイト更新
例)集計:11/1(金)~11/7(木)→公表:11/12(火)
●リアルタイム(Last 24H・Last 7days)(▶コチラ)
PCとモバイルで更新時間が微妙に異なります。
開始当初は早朝5~6時頃更新。現在は更新時間にばらつきがあります。
日ごとに追うと、平均40分~1時間ずつ、更新時間が後ろ倒しになっています。
例)10/27 5:00AM→10/28 6:00AM →10/29 6:30・・
仮説:2014年の「Billboard Real Time Twitter Chart」は1分単位で集計し1時間毎に反映していました。8年後の現在も集計・反映手法は同じで、PC・モバイルに反映する時刻が作業の都合上、前日に更新した時刻の定点+作業時間=更新時刻、になっているため更新時刻にばらつきがあるのではないか、と考えています(あまりにアナログすぎて疑義はありますが、PCとモバイルの更新反映時間がずれていることも踏まえると可能性はゼロではないかと思います/検証ができたら随時更新)
【いつから反映されるのか?】
リリース日から「土日を除いた約4日(営業日)前後」のリアルタイムチャートから反映されているケースが多いです。リリース翌日から反映されているケースもあるので、リリース日からツイートし、翌日からチャートに注目しておくと良いと思います。
<一例>
・2021.10.5~10.19リリース曲
→2021.10.22(金)の第1回リアルタイムチャートイン
・JIN- Yours リリース2021.11.7(日)
→HTS初登場2021.11.11(木)*発売日除く4日
・JIN- SUPER TUNA リリース2021.12.4(土)
→ HTS初登場2021.12.9(木)*日曜除く4日
・IVE-ELEVEN リリース2021.12.1(水)
→HTS初登場2021.12.7(火) *土日除く4日
<デビュー時>(類似事例が増えたら再検証)
事実①)IVE-ELEVEN リリース2021.12.1(水)→HTS初登場2021.12.7(火) *土日除く4日
事実②)BE:FIRST-Gifted.リリース日2021.11.3(水)→HTS初登場2021.11.11(木)*土日除く6日(アーティスト情報の不足から調査+登録で遅延してたのではないか?)
事実③)Kep1er - WA DA DA リリース2022.1.3(月)→2022.1.4(火)よりリアルタイムチャート登場。この曲は2021.12.13リリースが延期。2021.12.28(火)にteaserが公開されています。Teaser公開日から土日を除くと5日(年末年始なので12/31も除くと4日)後に公開。ただし2021.12.1デビュー&リリースのIVE-ELVENは11.28にTeaser公開をしているため、楽曲リリース日の延期が影響して他と違うのでは?と現時点では考えています。
<リリース翌日反映曲>
・Kep1er - WA DA DA リリース2022.1.3(月)→2022.1.4(火)
・Jong Kook(BTS)- Stay Alive リリース2022.2.11(木)→2022.2.12(金)午後
(恐らく14時以降/Billboard集計締め後)
3.集計対象
●Nielsen Sound Scanへの登録楽曲
前提として、米ビルボードのチャートに反映されるには、
Nielsen Music社を通じてアーティスト・楽曲の登録が必要です。
(FAQ" How can titles and artists become eligible for Billboard charts?参照▶コチラ)
*Nielsen Music(ニールセン):エルドリッジ・インダストリーズ(オランダ)という会社の子会社です。Billboardも同じグループ会社の1つです。Sound Scan(サウンドスキャンジャパンは▶コチラ)という音楽・映像ソフトの推定販売枚数およびランキングを集計・発表するサービスを行っており、Billboardはコチラのデータを利用してチャートの一部を作成しています。
(ルックアップの集計対象となる「グレースノート」も同じグループ会社の1つです)
<どうやって登録するのか?>
アーティストが楽曲を登録する場合の方法と重要性は▶コチラ(英語)のページで解説されています。以下は登録に関する文章の抜粋です。
"In order to have a chance at making the Billboard music charts, any release must be registered with Nielsen SoundScan using UPC number (for the whole album) and ISRC codes (for the individual tracks). Without registration, the sales figures will not be counted, and will remain invisible to the system."
Billboard Chartに反映されるには、Nilesen Sound ScanにこのUPCコードとISRCコードで曲の登録が必要になります。
UPCコード:アメリカ・カナダで利用されている統一の商品コード。アルバムは「商品」として登録が必要。日本の商品コードはそのまま使えないケースがある。
ISRCコード:国際標準レコーディングコード。曲ごとに割り振られるコード。シングルやEP、アルバムも曲ごとにISRCコードで登録
●仮説)過去チャートインもしくは相当のアワード等の授賞or話題性(or大手事務所?)??
Billboard Hot100やGlobal 200、Excl.U.S.等、(HTSチャート開始前後に)チャートインしていない曲は集計の対象外になっている可能性があります。また、チャートインしていなくても、HTS上位にチャートインしているアーティスト例があります。
<例>
①Dimash Kudaibergen・・四大音楽賞でパフォーマンスをするなど世界的歌手
②Kep1er・・世界172ヶ国、494万の投票があったオーディション出身
③iVE・・Starship Entertainment(韓国第2位のインターネット会社傘下)
※②③はでデビュー時、リリース後すぐにchart反映
新曲でHTSのチャートインを狙うなら、
Global200もしくはGlobal Excl.U.S.へのチャートインを
確実に狙った方が良いと思われます。
<記録>
事実①)10/22公開の「第1回目リアルタイムチャート(Last 7days)」
全曲の共通項は、
I.前週のBillboardチャート(10/8~10/14→10/18発表)の
どれかにチャートインしている and(新曲の場合はor)
II.10/15~10/22の間にBillboardのどれかにチャートインしている
例)Hot 100、Billboard200(アルバムチャート)、Global 200、Rythmic Airplayなど
残論点)Shining OneはBillboard Global Excl.U.S.で初登場85位にチャートインしています。
一方、Hot Trending Songsチャートには登場していません(実証実験の結果、#ShiningOneがチャート内の#タグ表示箇所に反映されましたが、チャートインしていません / 検証をされた方に許可を得て掲載しています)
事実②)Louis Tomlinson-Wallsは、2020.1.31リリース、Billboard Hot 100 初登場9位の曲です。2021.12.24~2022.1.31にライブツアーを行うことが発表になった後、HTSにチャートインしています。ただし、HTSチャートイン時にはBillboardのいずれのチャートにも入っていません。(過去にチャートインした曲はツイート数が多くなればHTSに出るとしたら、SOが入らない理由は何か?単純に「集計の対象としてSOが登録されていない?」)
*なお、日本の曲でGlobal チャートにランクインしているが、HTSに登場しない楽曲は、ある程度確度の高い理由はわかっていますが、こちらに記載しません。
(YOASOBIなどを見ればわかると思います/検証しない限りは仮説が絶対とは言えません)
事実③)BE:FIRSTのBrave GenerationはGlobal 200、Global Excl.U.S.にチャートインできませんでした。そのため集計対象になっていない可能性が高いです。その他デビュー時から登場している楽曲はリリース初日のデータからある程度チャートイン可否が判断できるレベルだったのではないか?と想定されます。
事実④)BE:FIRSTのBye-Good-Byeは3/7(月)リリース→3/16(水)よりHTS登場。同時に、3/15(火)発表のBilboard Excel.U.S.100~120位内にチャートイン。やはりHTS登場にはチャートインが必須要件と思われます。
4.集計対象の詳細(仮説)
●ツイートの「表記」
Billboard JAPANのTwitter集計方法と基本的には大きく変わらないと考えられます。
(あくまで推察です)
<Billboard JAPAN Twitterルール>
1)「アーティスト名と曲名」の書かれたツイート・リプライ・RTが対象
②略称もカウント(どの表記がカウントされるかは非公開)
③#タグの有無は関係ない
④1ツイートに同じ曲名を複数書いても「カウントは1」
⑤1ツイート内に複数の曲名がある場合はそれぞれカウント
<根拠>
①「アーティスト名と曲名」の書かれたツイート・リプライ・RTが対象
・2014年にあった「Billboard Twitter Real Time Chart」でも「アーティスト名 +楽曲名」で集計されている(参照元▶コチラ)。よくある単語(例:Money)が曲名として判断されるためには「アーティストの楽曲である」ことが明確に特定が必要な点からもこのワンセットは必須
・リプライ=頻繁に会話に登場するか、RT(リツイート)=多数に共有されているか、という点で話題性の測定になるため(これをわざわざ除外する理由があまり考えられない)
*注意)引用RTはRTとしては1カウントされますが、「自分のツイート」として扱われますので、引用元にアーティスト名+曲名が書かれていてもそれは集計されません(なので引用RTをすると1ツイートでカウントが2倍になることはありません)。引用RTをする場合は、ツイートの本文に忘れずにアーティスト名+曲名を記載してください。
②略称もカウント(どの表記がカウントされるかは非公開)
・#タグに記号が使えない
・ 曲名に「:」や「(xxxx文字)」がついている楽曲について、全部表記されていないがカウントされている事例がある(BE:FIRSTのGifted.も事例の1つ)
・大文字、小文字どちらでも良い
(特に#タグは大文字小文字でも同一のものとして検索される)
③#タグの有無は関係ない
BE:FIRSTがHTSに初登場した時期および1位をとった際、黒文字(#タグなし)の方が多かった(#タグツイート数とHTSツイート数比較も実施)
#タグ有無の利点・欠点は以下のとおりです。
*曲名が2単語以上(例:AURORA TOKIO)の場合は、#タグにすると安心です。
ie)「Kick Start」「AURORA TOKIO」はついランで「Kick」「Start」「AURORA」「TOKIO」とそれぞれ別の単語で集計されていました。後に運営元に「Kick Start」「AURORA TOKIO」にて単語登録後、集計されるようになりました。
そのようなことにならないよう、タグで連結させたほうが良い可能性があります。
残論)タグをつけず「スペースなし(例:AURORATOKIO)」でも良いのではないか?
→おそらくカウントされる。ただし、検証が必要。ただし、曲名登録されていれば問題がないので、その場合は「Brave Generation」(スペース有、黒文字)だけでも問題ないです。
④1ツイートに同じ曲名を複数書いても「カウントは1」
話題性を測定=1人が1つのツイートで同じことを複数呟いても話題になっているとは言えない。
⑤1ツイート内に複数の曲名がある場合はそれぞれカウント
・JAPANで実現できていることは技術的にUSもできる
・(話題にあがっているのに)除外をする合理的理由がない
<Not>
・「#Hottrendingsongs」タグはなくても集計される
(1位をとったときこのタグが付いているツイートはほとんどない)
・「@Billboard」もなくても集計される(理由は同上)
・「@BEFIRST_official」もなくても集計される(理由は同上)
*ユーザー名の前に「@」をつけたツイートは、読んでほしい相手を指定する機能です。そのツイートが@をつけたアカウントに読んでもらう必要があるのかどうか、検討した上でツイートしましょう♥(相手には全て、お知らせとして通知されます)
<注意>
以下のツイートはアカウントがすぐにバンされるorツイートそのものがスパムとして扱われる(取り除かれる)可能性があります。
①同じハッシュタグ、URL、文章のツイートを幾つも連続でツイートする
②ハッシュタグが付いたツイートの大量RT
③自分が持っている複数のアカウントから同じハッシュタグ、URL、文章のツイートを幾つも連続でツイートする&相互にRTする
※バンされたアカウントのツイート&そのRTはカウントされません。
数を増やすなら黒文字でのツイートを推奨します。
●対象地域
公表はされていませんが「音楽データ取得可能」で「Twitter利用可能」な地域である必要があります。そのため、範囲としてはBillboard Global 200(データ取得ができる世界200地域/非公開)×Twitterで「地域設定が可能な国」が集計対象と想定しています。
*国ではなく地域、としているのは「実質独立国」や「自治区」なども含まれるからではないか、と想定しています(どれを「国」と認めるかは、各国によって定義が違います)。そうした地域を全て含めると約250ヶ国(地域)あります。国連加盟国が193ヶ国なので、加盟していない国も含めて200地域=BESTYがいる(=サブスク等のサービスが物理的に使える&Twitterが使える)大半の国・地域は網羅されていると思います。
5.ツイートの工夫
ツイートを増やそうと思うと、アーティストと関係のない内容にタグをつけてしまいたくなりますが、関連のないトピックスにタグをつけるのはTwitter公式も避けることと明記されています。理由は、タグはそのトピックスの「検索用」の機能だからです。
どんなツイートができるかはタグイベの企画など、工夫したいですね!
<例>
以下にアーティスト名&曲名(のタグ)を入れる
・ラジオのオンエア情報にアーティストタグ&曲名を入れてツイート&みんなでRT!
・ライブやテレビ出演、雑誌のコメントに!
・web記事をシェアする際に感想を添えて
・SpotifyやApple Music、Amazon Musicの楽曲シェア&RT!
・Web記事や公式のツイート(でアーティスト名・曲名があるもの)をRT!
※新しい情報が入り次第、随時update
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